Real Time Carry Test

12:12 Aug 18, 2009 

桁数が一つ違えば、人間社会では大問題になり得ることは容易に理解できます。だからこそ2000年問題もあればけクローズアップされたのですね。ところで、メーラーとしてOutlook Expressを長年使っていますが、ちょうど大晦日を超えて年度が変わるような時期に日付が一年先に進んでしまったりというような原因不明のエラーが発生したことがあります。これもそれと関係あるのでしょうかね。-

11:58 Aug 18, 2009 

これは電池によって稼動していて、電源を切ってもパソコンが日付と時間を忘れないのもこれがあるからです。

じゃ、RTCの桁繰り上げ問題とは？時計の桁が足りなくなるのは有名な２０００年問題です。結構話題になりましたよね。アレはRTCの桁繰り上げ問題です。
パソコンの時計に年数を数えるのが２桁しかなかったら１９XX（１９００～１９９９）までしか数えられない！等の問題が考えられます。これはオーバフロー問題の一種ですね。桁繰り上げテストは地味にして、パソコンにおいては切実な問題なのです。だからこそ時計にすら、テストの対象となります。

11:57 Aug 18, 2009 

後は、リアルタイムクロックについて
RTCと略されるこれはパソコン内部にある時計を指してます。なぜRTCと個別名称があるかというと、パソコンの時計は人間用と機械用と二つあるからです。まずパソコン用のですが。１Ghzとか、５Ghzとかってありますよね？これはパソコンの時計の速度を指しているんです。所謂「クロックスピード」ですね。

パソコンの内部はクロックの打ち出すメトロノームの号令の元、規則正しく手順をふみます。メトロノームからずれて動く事はできません。１Hzは一秒間に一度。１GHzは一秒間に１０００００００００（１０＾９）回ビートを刻んでいます。これで人間が体感しうる時間を計るとしたら１０００００００００回を数えるわけです。果てなく無駄です。しかも、一秒間に１０億回カウントを取る時計も電気を凄く使います。
なので、現代のパソコンには腕時計にあるようなクオーツ式の時計が人間用にあります。これは電池によって稼動していて

10:59 Aug 18, 2009 

ハード・ソフトを手掛けているとはいえども私のような技術に疎いものにとっては、大変親切なご説明です。本来ご質問者さんのお言葉ですが、私からもお礼申し上げます。ふと思ったのですが初級シスアドとか情報処理2級あたりでも問われそうな事柄かも知れませんね。

10:37 Aug 18, 2009 

原稿用紙全部に消しゴムをがー、っと全部かけて白紙に戻す作業が「ゼロクリア」と考えてください。そこでなぜかサインペンで文字が一文字混じっていた。これがメモリの書き込みエラーです。消しゴムが弱いのか、サインペンが強いのかはコンピュータには分かりません。ただ、真っ白にならない、というのが分かるだけです。その後に全部のマスを文字で埋めるとします。そしたらなぜか一つのマスにどうしてもかきこめない。（この辺で原稿用紙の用例が崩れるけど、ご容赦を。）別にゼロクリアが問題でなく、問題はマスが何らかの理由で使えないという事です。

…という事ですが、どうでしょう？図解すると楽なのですが、自分の表現力でがんばってみました。

10:36 Aug 18, 2009 

でもオーバフローの一番怖いのが、間違えて隣の数字に上数桁を上書きしちゃったりすることです。　電話番号のとなりに数字を置くとしますね。
０４５－５５５－４４４４｜９９９
ここで９９９に１を足します。すると不思議。
０４５－５５５－４４４１｜０００
と電話番号が変化してしまいます。桁の繰り上げミスです。ただ計算が間違うだけ（それも重要ですが）ではなく、間違いが伝播してしまいました。さらに専門的な話になりますけど、こうやって本来なら書き込めない場所に情報を書き込む事でパソコンに不法侵入をできたりします。イメージとしてならこうやって書き換えた電話番号で詐欺をするとか、ですね。

対してゼロクリアはテスト手法の名称であり、診断しているのはメモリリード・ライトエラー（メモリ読み書きエラー）です。オーバフローとはちょっと使い勝手が違います。なので「メモリテスト」の内の一つが「ゼロクリアテスト」と考えるといいです

10:35 Aug 18, 2009 

ちょっと言葉の使い方が違いんですね。それは手法の名前か、エラーの名前か、の違いです。

Overflow　オーバフロー　はエラーの名称です。これをテストするには誘発しやすい状況を作ったりします。これが説明文の中にある足し算だったりしますね。なのでオーバフローテストはそれを起こせるかどうかのテストになります。ちゃんとしたプログラムだったらちゃんと安全にそういった問題を回避するように作られているので。テストの細かい手法は色々とありますが、それを全部ひっくるめて「オーバフローテスト」と呼びます。

専門外の人に説明しますと、メモリって原稿用紙みたいなものです。２０ｘ２０の４００字詰のをイメージしていただけるとわかりやすいと思います。コンピューターはこの４００文字をやりくりして、色々と計算したりするわけです。で、場所を確保する為に色々と数字が隣接している中で、一度説明した変な足し算で数字が０になったりもします。で